2019年8月15日
仏コルシカ島の生産者「クロ・クロンビュ」来日
クロ・クロンビュの次期当主ポール・アントワーヌ・スッツオーニが来日しました!
 2019年7月上旬、コルシカ島のワイナリー「クロ・クロンビュ」より現当主のご子息ポール・アントワーヌ・スッツオーニがプロモーションのため来日しました。ポールは27歳の若さですが、次期当主3代目として、現在ドメーヌで13人のスタッフの指揮を取っています。
 コルシカ島は、地中海に浮かぶフランス領の島で、ナポレオンの生誕地として有名です。 フランス語でコルスと呼び、コルシカはイタリア語の発音になります。 コルシカ島は南北184km、東西83kmの島で、東西南北でそれぞれ異なる性質を持ち、非常に多彩な土壌を有しています。 島のほとんどが山岳地帯で、2,500m級の山々がそびえています。 地中海性気候で夏は暑く乾燥し、冬は穏やかな気候です。
 「クロ・クロンビュ」は、コルシカ島の北西カルヴィ郡に属するリュミオ村の大ドメーヌです。土壌は花崗岩土壌と粘土・片岩土壌、畑は北向き斜面になります。ビオロジック農法の認証も取得しています。 今まで大規模な投資をしてきましたが、現在もワインを熟成させるセラーの拡張工事が進行中です。
ポールの目指すスタイルはエレガントでフィネスのあるワインです。 フラッグシップのコルス・カルヴィ・ブラン(白)は、ヴェルメンティーノを単一で用いて造られます。エキゾチックなフルーツにアニススパイス風の芳香と、穏やかさを備えたバランスのよい酸を感じられます。コルス・カルヴィ・ルージュ(赤)は高樹齢のシャカレッロ、二エルッキヨ、その他数品種をアッサンブラージュして造られます。しっかりとした豊かな味わいの中に、チョーキーなタンニンがあり、フィニッシュにはシガーのニュアンスを感じられます。そして、一番人気だったのが、コルス・カルヴィ・ロゼ(ロゼ)です。高樹齢のシャカレッロ、ニエルッキオ、サンソーから造られるこのワインの色合いは淡く、果実味と香辛料のニュアンス。軽い塩味が心地よい、フードライクな辛口ロゼです。(※大変好評だったため今回入荷後すぐに完売となってしまいました。年内に再入荷致しますので、お見逃しのないよう!) 最新ヴィンテージの2018年は軽やかな味わいで、早くから楽しめるとのことです。
近年コルシカ島では高品質なワインを造ろうとする生産者が目立ち、上質なワインが多く造られるようになっています。しかし、生産されるワインの大半が地元消費か欧州各国に輸入されてしまうため、日本では滅多に出会うことが出来ない、大変貴重なワインです。
 今回のプロモーションを通して、ポールはワインやドメーヌの説明がとても丁寧で、 ワイン造りに対する情熱やドメーヌへの愛情が真摯に伝わりました。 印象的だったのが、身長190cmを超えるスタイルの良さ! お会いした方々は圧倒されていました。 「日本は食事のレベルが高く、そして仕事熱心で、親切!」と 日本を気に入って下さった様子でした。(右写真:お寿司を堪能するポール・アントワーヌ・スッツオーニ)
生産者情報のPDFダウンロード:クロ・クロンビュ
◆「クロ・クロンビュ」生産者・ワイン情報および在庫状況は以下リンクからご覧ください。
クロ・クロンビュ 生産者ページ
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